私立中学校Q&A ~私立中学校について疑問にお答えします。~
Q.
私立中学校に進学すると、小学校のお友達とは別れてしまいますが、中学校でよい友達にめぐり会えるでしょうか?
A.
入学後の生徒アンケートによると、「よい友達と出会えた」という回答が少なくありません。中高一貫教育では、人生で最も多感な時期である13歳から18歳までの6年間を、同じ仲間と学ぶことになりますので、一生つきあえる親友をつくる環境が充分に整っていると言えます。また、寮制の学校では全国から同世代が集まるので、幅広い友人関係が築けます。
Q.
私立中学の先生の特徴を教えてください。
A.
私立中学の教師は、その学校の建学の精神や教育理念に共鳴した教師集団ということになります。従って、帰属意識が極めて強く、責任と誇りを胸に、熱い指導にあたっていると言えます。
また、基本的に教師の転勤が無いのも特徴です。ですから。生徒や保護者とのコミュニケーションも良好で一体感も強く、ファミリームードで生徒に接しています。
Q.
どの学校にも良さがあり、学校の選択に迷っています。
かと言って、まだ小学生の子供に選択権を与えてしまってもいいものでしょうか?
A.
私立中学進学の目的はさまざまですが、家庭内で優先順位をつけていき、それに見合った教育活動を展開している学校が、相性の良い学校だと考えるのがよいでしょう。また、親の見栄やネームバリューによる私立中学の選択はすべきではありません。あくまで、実際6年間通うのはお子さん自身ですから、お子さんの気持ちに耳を傾け、必ず希望を聞きながら学校を選択されることをお薦めします。
Q.
入学試験では不得意教科があると合否に影響しますか?
A.
あくまで総合得点での判定になりますので、1教科が極端に悪くても関係ありません。得意教科でカバーして頂ければ結構です。
Q.
授業に不安のある生徒に対する指導はどのようでしょうか?
A.
ほとんどの学校で授業内や始業前に小テストが行われており、定着が不十分な生徒には6時限終了後、個人指導や補習授業で対応しています。また、英語・数学などの主要教科では習熟度別授業を実践している学校も多いようです。
Q.
合格者選抜に際し、調査書はどの程度参考にされますか?
A.
岐阜県内では、出願時に調査書を提出する必要が無い私立中学のほうが多いと思われます。また、指定の調査書を義務付ける学校でも参考程度とし、あくまでも入学試験の得点で合否を判定しています。
Q.
塾に行かなければついていけないでしょうか?
A.
一部の生徒は塾通いしているようですが、基本的には塾に通う必要が無いような指導内容を心掛けています。授業数も相当なボリュームがあり、小テスト等で習熟度チェックを頻繁に行いフォローしています。さらなる定着を目指して相当量の宿題も課されますので、取り組みの真剣ささえあれば、学校と家庭学習のみで高い学力が培われて行くと考えます。
Q.
中高一貫教育のメリットを具体的に教えてください。
A.
13歳から18歳までの多感な6年間を、落ち着いた環境で、継続的な学習に取り組ませることができる点が挙げられます。
すなわち、高校入試が無いので、受験学習に偏らないカリキュラムが実践できるということです。時間に余裕がある分、部活や学校行事にじっくり取り組め、人間性を伸長させることができるのです。
また、中学3年時から高校課程に入ることで、カリキュラム進行が前倒しになり、大学受験準備に余裕を持って取り組めますので、必然的に現役合格率が高くなります。
Q.
母子家庭ですが合否に影響しますか?
A.
国籍、親の職業、家庭環境等は全く影響しません。あくまで入試の得点で判断致します。
※上記Q&Aは一般論です。各校の詳細は志望中学の担当教師にお尋ねください。